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能登半島地震の被災地で救助活動 派遣された消防隊員らが報告 岐阜県大垣市

能登半島地震が発生した1日夜に出発し、被災地で救助活動などに従事した緊急消防援助...
能登半島地震の被災地に派遣された職員の活動報告=11日、大垣市役所

 能登半島地震が発生した1日夜に出発し、被災地で救助活動などに従事した緊急消防援助隊の県大隊が10日、現地での任務を終了しました。このうち大垣市から派遣された職員は11日、市役所で被災状況や現地での活動内容を報告しました。

被災地で活動する緊急消防援助隊の岐阜県大隊=石川県輪島市(岐阜県提供写真)

 県大隊は地震が発生した翌日から被災地で活動を始めました。石川県輪島市、珠洲市、穴水町、能登町で救助や転院搬送、避難誘導などの任務にあたりました。

 第1次派遣隊から第3次派遣隊まで県内20の消防本部の計187隊659人が救助活動に従事し、10日に現地入りした神奈川県大隊と交代して解散しました。

 このうち大垣市では、緊急消防援助隊として派遣された消防署員を含む市の職員11人が11日、大垣市役所で石田仁市長に現地の活動を報告しました。

 輪島市などで救助活動にあたった大垣消防組合の佐々木登次長兼消防指令課長は「道路の寸断と積雪により、活動現場への到着に時間を要した」「通信状況が悪く、部隊間の情報共有が困難だった」と活動を振り返りました。

 ※大垣消防組合 佐々木登次長兼消防指令課長
「一方で、そうした中でも与えられた任務を完遂し、事故・けがなく、帰隊できたことは良かった点であり、今回の経験を今後の消防活動の糧として、引き続き管内住民の負託に応えられるようがんばっていきたいと思っております」

 また、輪島市立病院などで医療活動にあたった医師も、移動に時間を要することで、活動時間が短縮したことを明かしました。

 報告を受けた石田市長は「正月早々から大変な状況の中で活動いただき感謝を申し上げる」「今回の経験を職場などで生かしてほしい」と話していました。

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