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クマ駆除のための緊急銃猟訓練 県内初の夜間実施 出没情報増える岐阜県白川村

大野郡白川村でクマを駆除するための緊急銃猟訓練が県内で初めて夜間に実施され、村役...
夜間に行われた訓練で模擬銃を構える猟友会員=28日夜、大野郡白川村牧

 大野郡白川村でクマを駆除するための緊急銃猟訓練が県内で初めて夜間に実施され、村役場や地元猟友会、警察が連携して対応手順を確認しました。

 白川村では、今年4月から10月28日までに寄せられたクマの出没情報が111件に上り、昨年度1年間の3倍以上となっています。

 10月5日には白川郷を訪れていた外国人観光客がクマに襲われ、けがをする被害もありました。

 緊急訓練は、村内の民家の周辺を「クマが徘徊している」と役場に通報が入った想定で行われました。

 訓練には 高山署と地元猟友会、役場の職員ら計24人が参加し、現場では警察官が住民の避難誘導など安全確保を行った上で、村長の判断のもと「緊急銃猟」によるクマの駆除対応を訓練しました。

 訓練終了後には、夜間における駆除の難しさや緊急銃猟をめぐる法的な課題について意見交換が行われました。

※高山警察署生活安全課 高家渡 課長
「引き続き市町村と連携を深めて、対応を検討してまいりたいと思います」

※白川村役場産業課 高島一成課長
「来年春までにマニュアルを整備しまして、4月からしっかり緊急銃猟に対応できるような体制を整えて行きたいと思っております」

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