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助け合いの「結」で屋根ふき替え 世界遺産登録30周年の合掌造り集落 岐阜県白川村
世界遺産登録から今年で30周年を迎えた大野郡白川村の合掌造り集落で8日、住民同士が助け合う村伝統の「結(ゆい)」で、かやぶき屋根をふき替える作業が行われました。
屋根のふき替えは約30年に1度行われます。
今回は、「民宿 十エ門」の屋根が26年ぶりにふき替えられ、村民やボランティアら約100人が参加しました。
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村民らは声をかけあいながらカヤの束を屋根の上へと運び上げ、「縫い木」と呼ばれる木の枝で屋根に縛り付けると、大きな木槌で丁寧に形を整えました。
※ボランティアで参加した子ども
「重たかったけど運べて楽しかった」
※民宿十エ門 坂井勇介さん
「今回の『結』に向けていろんな方に、打ち合わせなどから入念に参加していただいて、本番を迎えることができてほっとしています」
白川村の合掌造り集落は30年前の1995年に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として、ユネスコ=国連教育科学文化機関の世界文化遺産に登録されました。
