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クマ出没急増 岐阜県飛騨市で「緊急銃猟」制度の講座 

岐阜県内でもクマの出没や人への被害が後を絶たない中、市町村の判断で猟銃が使用でき...
「緊急銃猟」制度について学ぶ関係者ら=5日、飛騨市

岐阜県内でもクマの出没や人への被害が後を絶たない中、市町村の判断で猟銃が使用できる「緊急銃猟」の制度について学ぶ講座が5日、飛騨市で行われました。

 ことし9月から運用が始まった「緊急銃猟」は、市町村の判断で、クマなどに対して市街地で猟銃を使うことができる制度で、飛騨市で開かれた講座には、県内の自治体、地元警察、猟友会などから約100人が参加しました。

 座学では、県の野生動物管理推進センターの専門家から手負いのクマが危険性を高めることなどが紹介され、十分に威力がある弾で射撃することや住宅街でクマを仕留める際の留意点などについて説明がありました。 

 続いて、屋外の訓練では周囲の安全確保や交通規制を行った上で行われ、クマの出没を想定し、
参加者は緊急銃猟の手順を確認しました。

※県野生動物管理推進センター 鈴木正嗣センター長
「クマに向けて銃を撃つ、または狩猟者を増やして数を減らすことで解決すると甘く考えられているが、それなりの技能、装備が必要。反撃されて大けがをする、無関係な人を巻き込んでしまう危険性もあるため、十分注意して着実に緊急銃猟を進めていく必要がある」

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