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ドローンでクマの追い払い 岐阜県が対策 犬の鳴き声や駆逐用花火 飛騨市

全国各地でクマによる被害が相次ぐ中、飛騨市で 14日、ドローンを使ったクマの追い...
ドローンによるクマの追い払い対策=飛騨市古川町、14日(画像提供:岐阜県)

 全国各地でクマによる被害が相次ぐ中、飛騨市で 14日、ドローンを使ったクマの追い払いが実施されました。

県内でのクマ出没件数は、昨年は 674件でしたが、今年は すでに900件を超えていて、人身被害や果樹被害も発生して対策が急務となっています。

 ドローンによる追い払いは、県から委託を受けた京都の会社が実施しました。この会社が開発した「ハンティングドローン」は、クマが嫌う猟犬、犬の鳴き声をスピーカーで鳴らすほか、銃砲のような轟音を響かせる動物駆逐用の花火を鳴らしながら飛行し、クマを追い払います。

 追い払いは、クマによる食害が報告されている飛騨市古川町の黒内果樹園と、その周辺の約1平方キロメートルの範囲で行われました。

※農事組合法人 黒内果樹園 天木政彦組合長
「ことしは、モモからリンゴにかけてクマの被害が結構出ています。追い払いが効いて、安心して収穫できれば良いと思っています」


 14日は場所を変えながら山の奥の方へ向かって計6回、ドローンを飛ばし、クマの追い払いを行いました。

画像提供:岐阜県

 県では、今後の効果を検証した上で、来年度以降の実施拡大を検討するということです。

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