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柴橋市長「まちづくりとの一体性重要」 岐阜市がLRT先進地の台湾2都市視察
県が導入を検討しているLRT=次世代型路面電車システムについて、岐阜市の柴橋正直市長は28日の定例会見で、先週、台湾2都市を視察したことを明らかにし、「まちづくりと一体として政策を展開していくことが重要」などと所見を述べました。
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※柴橋正直市長
「都市構造をどのように構築していくのか、そのために交通システムをどう導入するのか、その意義や目的も明確でありましたので、まさにまちづくりと交通システムを一体として政策を展開していく重要性を感じたところです」
台湾視察は23日に新北市の2路線、24日に高雄市の1路線で行われ、指令センターや停留所、整備工場を訪れたり、実際に乗車したりして利便性や採算性などを探りました。
特に高雄市で運行されている最新鋭の架線レスLRTについては、「景観づくりや災害時の対応などから採用されているが、初期投資や維持管理費が多額で慎重な検討が必要」などと費用面での課題を改めて挙げました。
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※柴橋正直市長
「岐阜市としては、基礎自治体の立場からも国内外の先進事例の調査を元に、速やかに課題を洗い出し、県をはじめ関係機関と様々な角度からひとつひとつ丁寧に議論をして、課題を検証できるよう準備していきたいと考えています」
また、江崎禎英県知事が27日の定例会見で触れた、LRTと市が進める自動運転バスの接続については、「公共交通の利便性を高めるため、いろんな施策を打っていきたい」と述べるにとどめました。
