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歳出削減へ既存事業を見直し 岐阜県の来年度の予算編成 県議会で知事答弁

岐阜県議会の一般質問が1日から始まり、来年度の予算編成について江崎禎英知事は、既...
県議会で答弁する江崎禎英知事=1日、岐阜県議会本会議場

 岐阜県議会の一般質問が1日から始まり、来年度の予算編成について江崎禎英知事は、既存事業を見直し、歳出の削減を進める考えを示しました。

 1日の県議会では冒頭に、9月に行われた補欠選挙で初当選した岐阜市選出の2人の議員が紹介され、県政自民クラブに入会した和田直也議員と県民クラブに入会した辻井俊貴議員がそれぞれ決意を表明しました。

 続いて行われた一般質問では、県政自民クラブの伊藤秀光議員と県民クラブの判治康信議員が、いずれも来年度の予算編成について質しました。

 答弁した江崎禎英知事は、県の厳しい財政状況に言及した上で、「公共事業については、国費や返済条件の有利な県債が活用できる事業を優先する」「費用対効果の観点から既存の事業の予算執行は、中止や廃止を視野に入れて見直す」と歳出を削減する方針を示しました。

 また、次世代型路面電車(LRT)の導入に関する質問では、「県都岐阜市の活性化のためには便利で快適な移動サービスが必要」と述べ、「導入エリアやルートについて関係者と協議し、事業スキームや既存のバス路線の再編などの検討を進めたい」と答えました。

 今回の県議会の補正予算案には、LRTの運行体制や採算性について調査する費用として3000万円が計上されています。

 県議会の一般質問は、3日まで行われます。

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