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松波総合病院で災害訓練  独自アプリで情報共有迅速化 岐阜県笠松町

羽島郡笠松町の松波総合病院で、大規模地震で多数のけが人が発生したことを想定した訓...
独自アプリも活用しながら災害訓練に参加する医療スタッフら=1日、松波総合病院、羽島郡笠松町田代

 羽島郡笠松町の松波総合病院で、大規模地震で多数のけが人が発生したことを想定した訓練が行われ、万が一に備えました。

 松波総合病院は、岐阜県の災害拠点病院に指定されていて、多数の傷病者に対応する訓練を定期的に行っています。

 訓練は、笠松町で震度7の地震が発生し、100人規模の傷病者を受け入れることを想定。

 患者役が次々に搬送されると、病院の入口やロビー、救急部門の近くに設けたテントなどで、症状の重さによって治療の優先度を決めるトリアージが行われ、色分けされたエリアで医師らが素早く診察しました。

 災害時には迅速な情報伝達が求められるため、今回の訓練では、病院が独自開発したアプリ「災害掲示板」が初めて運用され、スマートフォンを使って、トリアージした患者の情報をリアルタイムで共有する流れを確認しました。

※松波総合病院 救急総合診療科部長 八十川雄図医師
「1人でも多くの患者を助けるためには、1分でも1秒でも時間を削らないといけない。アプリによって患者の情報の一覧化がすぐできて、患者数、重症度、必要な処置がわかるため、迅速に確実に情報共有ができるメリットがある。救命率は上がるのではないかと推測している」

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