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林業での労働災害を想定したレスキュー訓練 飛騨高山森林組合 岐阜県高山市

林業の労働災害の発生に備えるため、県飛騨農林事務所と消防署が連携したレスキュー訓...
ロープで要救助者を背負う訓練の様子=8日、高山市一之宮町

 林業の労働災害の発生に備えるため、県飛騨農林事務所と消防署が連携したレスキュー訓練が高山市の山林で行われました。

 林業での労働災害の発生率はすべての産業の中で最も高いとされ、県内では去年42件発生していて、災害の防止やその備えは喫緊の課題となっています。

 高山市一之宮町の山林で行われた訓練には、森林組合や林業事業者から22人が参加しました。

 倒木の下敷きからの救助では、参加者は高山消防署の山岳救助隊員のアドバイスを受けながら、倒木に丸太を差し込んで支えてからチェーンソーで切断するなど、一連の流れを確かめました。

 また、ロープを使った要救助者の背負い方や、衛星携帯を使った通報、GPSアプリを使った位置情報の把握など、労働災害への対応について理解を深めました。

※飛騨高山森林組合 林業課 渡辺公夫 課長
「どうしても災害というのは、ゼロには出来ません。不幸にも災害が起こってしまった場合に備えて正しい救助の仕方や手当の仕方を学んでいただき、今後に生かしていただきたいと思っております」

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