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ぎふの安全・安心のための有識者会議 高齢者の詐欺や交通事故の被害防止へ 岐阜県警

特殊詐欺や交通事故の被害に遭う高齢者が多いことから、岐阜県警は高齢者に効果的な施策を検討する有識者会議を立ち上げました。2026年3月までに提言をとりまとめ、警察活動に反映させることにしています。
この会議は、高齢者の詐欺や交通事故の被害を防ごうと、新たな手段や方法について有識者から意見や助言を得るものです。
委嘱されたメンバーは、岐阜大学副学長の大藪千穂氏、岐阜病院理事長の鈴木祐一郎氏、岐阜県商工会議所連合会会長の村瀬幸雄氏、岐阜放送東千晴アナウンサーら8人で、この日は、県警で三田豪士本部長から委嘱状が手渡されました。
三田本部長は、「これまで県警ではさまざまなことをしてきました。改善の余地がないか、専門的な知見や意見をいただき、何かしらの方向性を示していきたい」とあいさつしました。
初回の会議では、県内の詐欺被害の件数や犯罪手口の特徴、事故の統計データやこれまでの事故防犯対策の活動が示されました。
有識者からは「アプリやSNSを使った詐欺に対応しなくてはいけない」「東海地方は高齢者が集まる喫茶店が多い。喫茶店の活用が効果的では」「免許証の返納などは高齢者のプライドを尊重しながら伝える工夫が必要」といった意見が出ました。
今後、2026年3月上旬までに計5回の会議が行われ、提言をとりまとめ、警察の取り組みに反映していくということです。