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夏の甲子園 県岐阜商が8強 明豊との接戦制す 3対1
夏の甲子園、岐阜の県岐阜商は17日、3回戦で大分の明豊を3対1で破り、準々決勝に駒を進めました。県岐阜商は16年ぶりのベスト8です。
県岐阜商は初回、2番稲熊がライト前ヒットで出塁すると、デッドボールとフォアボールで1アウト満塁のチャンスを迎え、5番宮川が右中間を切り裂く2点タイムリー2ベースで先制します。
さらにチャンスは続き、ランナー3塁・2塁で7番横山が1・2塁間を破るタイムリーを放ち、追加点。初回に3点を奪います。
2回に1点を返されるも、県岐阜商の2番手、渡辺大雅が要所を締める粘りのピッチングを見せます。しかし、6回、満塁を背負うと、エースの柴田にマウンドが託されます。
一打同点の場面でしたが、柴田が1番バッターを空振りの三振に仕留めます。
終盤、明豊の反撃をしのぎ、序盤のリードを守り切った県岐阜商は3対1で接戦を制し、ベスト8進出を果たしました。
※県岐阜商 宮川鉄平(先制タイムリー)
「2年生がチャンスを広げてくれて自分が打つだけだった。初球から振っていくというのが自分のスタイル。甘く入ってきた球を打て、抜けてくれてよかった」
※県岐阜商 坂口路歩(四番)
「僕は今大会で野球人生を終え、大学は米国へ留学する。野球は残り最大でも3試合。笑顔で終われるよう、チームみんなと勝利をつかみにいく。次戦こそは本塁打を打ちたい」
※県岐阜商 藤井潤作監督
「(投手起用について)エースの柴田がだいぶ疲れていたと思ったので、『継投でいくぞ、バトンを繋いでいこう』と話した。二番手、渡辺大雅が6回途中まで持ってくれたのは本当にありがたかった。次戦は思いっきりやっていきたい」
※県岐阜商 河崎広貴主将
「この試合は優勝を目指す上で大きな山場だったので乗り越えることができてうれしかった。次の対戦相手は春の王者(横浜)。打撃では勝っていると思うので、繋いで繋いで得点を取り、勝って優勝へ繋げたい」
スタンドから声援を送った岐阜県の江崎禎英知事は「手に汗握る試合展開で、感動のゲームだった」と喜びを語り、昭和、平成、令和の3つの元号で8強入りした県立高校の快挙について「日本に誇るべき素晴らしい実績」と称えました。「(次戦の横浜は)申し分のない相手。持てる力を存分に発揮し、青春のエネルギーをたぎらせて頑張っていただきたい」と期待を寄せていました。
県岐阜商は、19日の準々決勝で、今年の春のセンバツを制した神奈川の横浜と対戦します。
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