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県岐阜商 激闘直後のインタビュー 河﨑主将「最後まで笑顔、最高の夏」

16年ぶりのベスト4。甲子園で躍動した県岐阜商ナイン。惜しくも準決勝で日大三に敗れましたが、激闘を演じた選手・監督はすがすがしく、充実感のある表情に満ちあふれていました。
全試合4番を背負い、勝ち越しタイムリーを打つなど活躍した坂口路歩選手。
今の気持ちはー
「悔しくないっていうのは嘘になるんですけど、みんなやり切りましたし、自分も最後まで全力でできたんで、この仲間とやり切れたので、本当に良かったです」
16年ぶりのベスト4についてー
「日本一を目標にやってきて、あともう1勝して、16年という壁を打ち破りたかったんですけど、日大三高の力が本当に強くて、力及ばなかったです」
5回の勝ち越しの場面を振り返ってー
「みんなが横浜戦のように気持ちで繋いでくれて、最初のチャンスで自分は仕留め切れなかったので、次は絶対に仕留めてチームを楽にさせようと思っていました。覚悟を決めて打席に入って、甘く入った球を振り抜けたので、それは良かったかなと思います」
延長タイブレーク、最後はネクストバッターでの気持ちはー
「最後のバッターの内山は今大会本当に支えになってくれて、信頼できる3番で絶対回してくれると信じて待っていたんですけど、打ったところも悪くて(日大三高の)守備も良かったですし、仕方がないというか、そこに関しての悔いはないです」
試合終了の瞬間、おじいちゃん、お父さん(共に県岐阜商硬式野球部OB)が涙を浮かべていました。2人の存在についてはー
「今までもおじいちゃんに関しては練習も付き合ってくれましたし、お父さんに関してはその練習をする環境を整えてくれて、そのおかげでここまで来られました。最後勝ち切れなくて、勝ち進む姿を家族、お父さん、おじいちゃんに見せたかったですね」
2人にどんな言葉を伝えたいかー
「本当ありがとう。ありがとう、感謝という言葉しか出てこないですね。けがの治療などもギリギリの中で、諦めることなく、自分の治療のことを考えてくれて、そのおかげでこの舞台に立てたと思います。本当に感謝しかありません」
坂口選手は高校でバットを置くとお聞きしました。これまでの野球人生を振り返ってみてー
「小学校の1年生から始めて、ずっと甲子園を目標にしてきて、その舞台にまず立てたことが誇りですし、そこで準決勝まで勝ち進めたっていうのは本当に貴重な経験ですし、運もあると思うんですけど、本当に人生において貴重な経験ができたんで良かったです」
後輩についてー
「下級生の力で勝ち進めた部分も本当に多くて、上級生も負けてられないということで活躍したっていうのもあって、下級生のおかげでここまで来られた、本当に感謝しています。下級生はまだ1年、2年あるんで、本当にこの舞台にまた戻ってきて、次は日本一目指して頑張ってほしい」
就任1年目で県岐阜商を甲子園に導いた藤井潤作監督。
今大会を振り返ってー
「本当に良く選手たちがやってくれましたし、鍛冶舎前監督が伝統校を呼び起こしてくれたと言いますか、鍛えて強化していただいたものを受け継ぎました。それから応援団。アルプスがいつも満員。OBの方を始め、学校関係者、それから岐阜県の皆様に、いろんな事でサポートいただきまして、この場でお礼が言いたい。本当にありがとうございました」
準決勝の勝負を分けたポイントはー
「(日大三の)エースの近藤君を攻略できなかったなっていうところ。春からやってきてこれだけ打てなかったピッチャーというのはあんまり記憶にない。コーナー、緩急、全てにとって、素晴らしいピッチャーだなと思いました」
選手のプレーをベンチで見ていてー
「この場で怖がらずにやれるっていうことが、それだけでも成長だと思うんですけど、それをうまくできるというのが彼らのすごいところだなと改めて思いました」
試合後、選手にどんな声をかけたかー
「柴田は隣にいたので、ナイスピッチングだと。本当よく頑張ったと、いう労いと、まだ2年生なので、この先この経験を生かしてどんどん勝ち切れる投手になってほしいなと話をしました」
チームを支え、けん引した河﨑広貴主将。
今の試合終わった後の気持ちー
「本当に負けて悔しいんですけど、最後まで笑顔でやることができて最高の夏でした。全員、思い切ってプレーできていたし、最後まで笑顔で頑張ることができた。2年生はたくさんいるので来年帰ってきて、ぜひ優勝してほしいなと思います。本当に底抜けに明るい最強チームを目指して頑張ってきたんで、最後まで明るくやれて最高でした」
2年生エースの柴田蒼亮選手。
準決勝のマウンドはー
「本当楽しかったですね。(今年の夏の大会は)かっこいい先輩ばっかりで楽しかったですね」
仲間たちのどんな声かけがあったかー
「全員が『全力で投げろ』と声をかけてくれたので、思い切って投げることができました」
ピッチャーとしてどんな姿を見せることができたかー
「思い切ったピッチングであったり、気持ちあふれるピッチングであったり、笑顔のプレーを見せることができたので来年はまた生かせられるようにやっていきたいです」
先輩たちにどんな感謝の思いを伝えたいかー
「ここまでベストを尽くして甲子園に連れてきてもらって、たくさん打って、ピンチでも支えていただいて、ありがとうございます。本当に感謝しています」
応援はどんな力になったかー
「たくさんの声援をいただき、本当に強い仲間がいるんだっていうのを改めて感じました。めちゃくちゃ楽しい応援で、楽しかったですね。ベストを尽くして戦えたんで、『来年こそ優勝』とみんなに伝えたいです」
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