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戦争遺跡をふりかえろう 岐阜市で平和のための資料展

子どもたちに戦争の悲惨さや平和の尊さを伝える展示会が30日、岐阜市のみんなの森ぎ...
岐阜空襲の遺跡の写真パネルなどが展示された平和のための資料展=30日午前、岐阜市司町、みんなの森ぎふメディアコスモス

 子どもたちに戦争の悲惨さや平和の尊さを伝える展示会が30日、岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモスで始まりました。戦後80年、岐阜空襲から80年の今年のテーマは「市内の戦争遺跡をふりかえろう」です。

 この展示会は、岐阜市の平和啓発事業の一つ「子どもたちに伝える平和のための資料展Ⅱ」で、平和の意義をあらためて考えてもらおうと毎年、年2回行っているものです。

 会場には、確認されている岐阜空襲の遺跡61点の写真パネルのほか、米軍が撮影した航空写真のパネルなど計約70点が展示されています。

 空襲で砲弾を受け、幹がほとんど空洞になりながらも焼け残った「美江寺公園のイチョウ」をはじめ、「旧総合庁舎」「じゅうろくてつめいギャラリー」といった建築物、寺社、灯籠、石碑などが紹介されています。

 また、市内2つの中学校の生徒の平和へのメッセージ展示や岐阜市が今年制作した「岐阜空襲80年平和動画」も上映されています。

 ※岐阜市 男女共生・生涯学習推進課 資料展担当 林直志さん
 「私たちの住むこの岐阜市で、80年前に実際に空襲が起きたという事実を多くの人に知ってもらって、そのことから平和について考えるきっかけにしてほしいと思います」

 展示会は入場無料で、8月8日までです。

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