ニュース

  • ニュース一覧
  • 戦争の記憶、風化させない 岐阜市で平和の語り部大会 

戦争の記憶、風化させない 岐阜市で平和の語り部大会 

戦後80年の節目に戦争の被害者遺族などが戦争体験や平和の尊さを語る平和の語り部大...
戦争体験を語る語り部の玉田澄子さん=グランヴェール岐山、岐阜市柳ケ瀬通、1日

 戦後80年の節目に戦争の被害者遺族などが戦争体験や平和の尊さを語る平和の語り部大会が岐阜市で開かれました。

大会は平和の尊さを次世代に伝承しようと日本遺族会が全国各地で企画しているもので、県内外の会員らおよそ70人が集まりました。

 会場では、語り部による講話や朗読劇などが行われ、このうち、満州開拓団として中国に渡った玉田澄子さんは、戦争で家族を失った幼いころの経験を語り、「誰が始めたかわからない戦争でこんなにも惨めな思いをするものか」と戦争の不条理さを訴えました。

 また、朗読劇では出征を見送る家族の物語を6人の語り部が演じました。

 参加者は熱心に耳を傾けながら、戦争の記憶を風化させない大切さを胸に刻んでいました。

関連記事