ニュース

  • ニュース一覧
  • 戦後80年 女性アーティストらが池田町で企画展 戦争の記憶と平和への願い、次世代へ 

戦後80年 女性アーティストらが池田町で企画展 戦争の記憶と平和への願い、次世代へ 

戦後80年を迎える中、女性アーティストらが戦争と平和について問い直す企画展が揖斐...
戦時中、実際に使われた物品の展示=草の根サロン in SEINO、揖斐郡池田町

 戦後80年を迎える中、女性アーティストらが戦争と平和について問い直す企画展が揖斐郡池田町で開かれています。

 「ギヴミー・チョコレート~わたしの感じる戦争~」と題されたこの企画展は、岐阜県や愛知県にゆかりのある女性作家4人が、戦時中を生きた親族の遺品やオリジナルのアートワークを通して戦争の記憶を次世代に受け継ごうと開いたものです。

 資料コーナーには、弾除けのお守りとして贈られた千人針のほか、玉音放送を聞いた心境をつづった日記などが展示され、日常に戦争が横たわった当時の人々のリアルな息遣いを伝えます。

 また、この企画展のプロデュースを務める安八郡神戸町出身の吉野幸さんを中心に制作されたアート作品では、豊かさを象徴したチョコレートやファッション雑誌、そして、傾いた鳥居と祠のオブジェを同じ空間で配置することで戦争の記憶が忘れられてしまう虚無感を表現しています。

※イベントプロデューサー 吉野幸さん
「戦争展というとすごくナイーヴにとらえられがちですが、そうではない。過去の出来事があるから現在の私たちがあるのであって、そして私たちが次の世代に繋げるから平和な未来が作れると思っているので、是非企画展では、過去の戦争、世界で行われている戦争を『自分ごと』としてとらえる機会にしてもらえれば」

 この企画展は7月7日までで入場は無料です。

関連記事