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「恵那への思い引き継ぐ」 故永谷繁明さんの仲間3人が「果たせなかった4人展」

恵那市の芸術文化の醸成に尽力しながら昨年、86歳で亡くなった地元のグラフィックデ...
恵那市で開かれた展覧会「永谷繁明遺作展‐果たせなかった4人展-」=恵那市長島町中野、恵那文化センター

 恵那市の芸術文化の醸成に尽力しながら昨年、86歳で亡くなった地元のグラフィックデザイナー・永谷繁明さんの遺作と永谷さんの仲間が出展する展覧会が同市で開かれました。

 永谷さんは、グラフィックデザインのみならず書や尺八など幅広い芸術文化活動に携わり、中山道広重美術館副理事長、こども版画コンクール実行委員長も務めるなど古里の文化盛り上げに尽力しました。

 今回、展覧会「永谷繁明遺作展-果たせなかった4人展-」を開いたのは、洋画家・小板幸光さん(75)、陶芸家・中島晴美さん(74)、版画家・市川彰さん(73)の3人で、永谷さんを介して知り合った恵那高校の先輩後輩になります。

 4人で展覧会を企画する最中に永谷さんが急逝、3人は永谷さんの思いを引き継ごうと開催にこぎつけました。

 会場には、永谷さんのグラフィックと書、小板さんの絵画、中島さんの陶のオブジェ、市川さんの木版画の合わせて約そ30点が展示され、小坂喬峰恵那市長をはじめ芸術文化の関係者やファンらが大勢詰めかけ、作品をじっくり鑑賞していました。

 ※小板幸光さん
 「恵那の文化を考える、ということから始まった展覧会です」

 ※中島晴美さん
 「永谷さんは起爆剤で、遺作展をきっかけにして何かをしようと…」

 ※市川彰さん
 「永谷さんの恵那への思いを私たちが引き継いでいく」

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