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警察装った特殊詐欺見破る 岐阜県高山市の男性が注意呼びかけ「手口知って予防を」

警察を装った特殊詐欺事件が後を絶たない中、詐欺を自力で見破った岐阜県高山市の30代の男性が12日、報道各社のインタビューに応じ、「手口を知って予防してほしい」と注意を呼びかけました。
岐阜県警によりますと、県内では警察を装った特殊詐欺事件が急増していてことし1月から4月までに36件の被害が発生しています。
男性は、大阪府警を名乗る男から「容疑者になっている」などと電話を受け、特殊詐欺事件を疑ってすぐに警察に相談しました。男性は、同様の手口での被害者がこれ以上出てほしくないとの思いから報道各社の取材に答え、当時の状況を説明しました。
男性に電話があったのは1カ月ほど前で「あなたの口座が犯人の振込先に指定され共犯の疑いがあり、被害届が出ている」と言われました。
※高山市30代 男性
「相手方に『裁判を起こされる可能性がある』とか、『被害が出ているので訴えられる』などそういったことを言われたので、信じる人はたくさんいるだろうと思った」
同様の詐欺が相次いでいることをSNSなどで知っていた男性は、近くにあったタブレットで通話画面を録画し、折り返しの連絡を依頼して電話を切りました。その後、警察署におもむき、警察官と共に約束の時間を待ちましたが連絡がなかったということです。
※高山市30代 男性
「こういった詐欺はなくならないと思うので、僕はSNSで知ったのですが、広報とかで知るだけでも予防になると思います」
※高山警察署生活安全課 高家 渡 課長
「まず電話を切って頂いて、警察に相談する。または、家族の方に相談する。一人で抱えずに誰かに相談するということが詐欺を防ぐ上で、一番大事だと思います」