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高山祭展示屋台の入れ替え 能登半島地震の影響受けた蔵からも無事に搬出 岐阜県高山市の屋台会館

高山市の桜山八幡宮境内にある高山祭屋台会館で、展示する屋台の入れ替えが行われまし...
屋台会館に運び込まれる祭屋台=17日午前、高山市桜町、高山祭屋台会館

 高山市の桜山八幡宮境内にある高山祭屋台会館で、展示する屋台の入れ替えが行われました。

 高山祭屋台会館では、展示する屋台を定期的に入れ替えていて、今回は4台の屋台が運び込まれました。

 このうち高山市下三之町に蔵がある宝珠台は、能登半島地震の揺れで蔵が少し傾いていることが分かりました。

 高さ6.5メートル、幅1.4メートルの2枚の扉のうち、左側の扉は8センチほど手前にずれて敷石に接触していたことから、作業にあたった氏子総代や屋台組の関係者は重くなった扉を慎重に開けて宝珠台を蔵から引き出しました。

 この宝珠台のほか、大八台、豊明台、行神台の合わせて4台が屋台会館に搬入されました。

※宝珠台組 氏子総代 三塚清和さん
 「蔵も開いて、屋台の入れ替えができてひと安心ですね」

 被災した宝珠台の蔵について高山市文化財課では、扉の金具の調整などで応急処置を行うとともに、より詳しい調査結果を国へ報告するとしています。

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