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北アルプス 槍ヶ岳で男女2人が遭難 一人は心肺停止の状態 岐阜県・高山警察署
岐阜県高山市の北アルプス槍ヶ岳で2日、登山中の男女が遭難し、男性は3日下山しましたが、女性は心肺停止の状態で4日朝からヘリで救助が行われています。
警察によりますと、2日午後5時45分ごろ高山市奥飛騨温泉郷神坂の槍ヶ岳山荘付近で千葉県我孫子市の市役所職員の56歳の男性から「天候が悪く、雪も多い。行動が難しい」と警察に通報がありました。
警察や消防などの救助隊が槍ヶ岳山荘から南西に約1.6キロメートル離れた登山道で男性を発見し、そこから約1キロ離れた場所で60代女性を発見しました。
男性は手や足にけががありましたが自力で歩けたため、救助隊と3日下山しました。一方、女性は心肺停止の状態で4日朝から長野県警のヘリが救助を行っています。
現場は標高約3080メートルの槍ヶ岳山荘から南西に約400メートルの登山道で、積雪が約50センチあったということです。
男性と女性は2日、2人で山に入り、登山届は提出されていました。
槍ヶ岳山荘付近で積雪が50センチ以上の所があり、警察は、登山前に天候を確認し、防寒対策の準備を行うことや、登山中に異常があれば無理をせず引き返すよう呼びかけています。
