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北アルプス 槍ヶ岳で男女2人が遭難 一人は心肺停止の状態 岐阜県・高山警察署
高山市の北アルプス槍ヶ岳で2日、パーティーで登山していた56歳の男性と60代の女性が遭難し、現在救助活動が行われています。男性は自力で歩行可能ですが、女性は心肺停止の状態だということです。
警察によりますと、2日午後5時45分ごろ、高山市奥飛騨温泉郷神坂の槍ヶ岳山荘付近で、遭難した我孫子市役所職員の56歳の男性から「天候が悪く、雪も多い。行動が難しい」と警察に通報がありました。
警察や消防などの救助隊13人が3日早朝から捜索し、槍ヶ岳山荘から南西に約1.6メートル離れた登山道で男性を発見し、そこからおよそ1キロ離れた場所で60代女性を発見しました。
男性は手の凍傷や膝の打撲の疑いがありますが自力で歩けるため、救助隊と共に下山しています。一方、女性は心肺停止の状態で発見され、3日午後現在も救助活動が続いています。
現場は標高約3080メートルの槍ヶ岳山荘から南西におよそ400メートルの登山道で、積雪が約50センチあったということです。登山届は提出されていました。
警察は積雪が50センチ以上の所があるため、登山前に天候を確認し、防寒対策の準備を行うことや、登山中に異常があれば無理をせず引きかえすよう呼びかけています。
