北アルプス奥穂高岳で３人遭難　男性１人が意識不明　２人は命に別条なし　岐阜県高山市

　１１日夜、高山市の北アルプス奥穂高岳を下山していた外国籍の男女３人が遭難し、１２日早朝に発見されましたが 男性１人が意識不明の重体です。

　警察によりますと、１１日午後７時すぎ、高山市奥飛騨温泉郷神坂の穂高岳山荘の従業員から「フィリピン人女性から『７人で登山していたが３人が到着しない』と連絡を受けた」と１１０番がありました。

　県警の山岳警備隊などが捜索して １２日早朝に３人を発見し、その後 救助しました。このうち４０代くらいの男性が意識不明の重体、別の４０代くらいの男性は低体温症とみられますが意識はあり、女性も無事でした。

　３人が見つかったのは、山荘から南に約１７０メートルの場所でした。

　３人は 別の外国籍の４人と登山に来ていて、１０日に長野県の上高地から入山し、奥穂高岳や涸沢岳を経由して、１２日に上高地に戻る予定だったということです。