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関ケ原古戦場記念館で秋の企画展 世界三大古戦場展 貴重な史料が展示 岐阜県関ケ原町

岐阜県不破郡関ケ原町の岐阜関ケ原古戦場記念館で、企画展「世界三大古戦場展 -ワーテルロー・ゲティスバーグと関ケ原のつながり-」が開かれています。
県や関ケ原町では、天下分け目の「関ケ原の戦い」と、ナポレオン最後の戦いとなった「ワーテルローの戦い」、アメリカ南北戦争で最大の激戦となった「ゲティスバーグの戦い」のそれぞれの古戦場を歴史的な転換点となった世界三大古戦場と位置づけ、それぞれ現地の関係者と連携し、観光や文化の交流を続けています。
企画展は、開館5周年と2016年の「世界古戦場サミット」から10年の節目に合わせて企画されました。
会場には、ワーテルローの戦いやゲティスバーグの戦いに関連する装備や文書など約70点の史料が展示されています。
なかでも、ナポレオンが書簡を封印する際に使った「N」の紋章が入った蝋印や、江戸時代後期の画家、安田雷洲が描いたナポレオン像の掛け軸は貴重な展示で、当時の欧米の歴史だけでなくこれらの戦いが日本に与えた影響についてもうかがい知ることができます。
※岐阜関ケ原古戦場記念館 企画課 学芸係 林 良樹さん
「今回の展示では、国内にあるナポレオンゆかりの非常に貴重な資料や、海外の博物館からお借りした資料がある。なかなか海外の戦いに接する機会はないが、よく見ると非常にドラマがあり、面白いところがたくさんある。今回の展示品を見ながら、そういったところを探したり、感じたりして見ていただければ」
この企画展は11月24日まで開かれています。