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障害者支援施設でウエルシュ菌食中毒 岐阜県揖斐川町 県内で5年ぶりの確認 夏場に注意

揖斐郡揖斐川町の障害者支援施設で、施設内で調理した食事が原因とみられるウエルシュ菌による食中毒が発生し、県西濃保健所揖斐センターは24日からこの施設を営業禁止の処分にしました。ウエルシュ菌による食中毒は、県内では2020年以来、約5年ぶりに確認されたということです。
営業禁止処分となったのは揖斐川町の西濃サンホーム内のミツオ厨房です。
県生活衛生課によりますと、この施設から19日、「入居者ら複数名が下痢、腹痛の症状を起こしている」という通報が揖斐センターにありました。
揖斐センターが調査した結果、18日夕方にミツオ厨房で調理された食事を食べた42歳から79歳の入居者ら男性8人、女性8人の計16人に下痢や腹痛などの症状がみられ、このうち1人が医療機関を受診しました。
全員、快方に向かっているということです。
揖斐センターでは、患者らに共通する食事が、施設内で調理された食事に限られることや、患者の便からウエルシュ菌が検出されたことなどから、この食事を原因とする食中毒と判断。食品衛生法に基づいて、24日から再発防止措置がとられるまでの間、この施設を営業禁止処分としました。
提供された食事の主なメニューは、なすと厚揚げの肉みそ炒め、里芋のカニカマあんかけ、すまし汁などです。
ウエルシュ菌は、夏場に特に注意が必要な食中毒で、加熱しても一部は生き残り、45度前後まで下がると増殖しやすいといわれています。
県では、前日に調理したものは避け、加熱調理したものは早く提供する、大量の食品を調理したときは室温で放置せずに小分けするなどして素早く冷却するなどの予防を呼びかけています。
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