テレビ

煌く岐阜

月曜 よる11時3分~11時6分

2025年1月の放送

1月6日(月)【再放送:1月13日】
池ノ上みそぎ祭(岐阜市)

岐阜の師走の風物詩、池ノ上みそぎ祭。
岐阜市の葛懸(かつらがけ)神社では、伝統行事「みそぎ祭」が毎年行われています。
行われる場所は寒風吹きすさぶ長良川。
鉢巻きふんどし姿の男たちが、「ワッショイ、ワッショイ」と威勢のいい掛け声を響かせながら練り歩きます。
多くの観衆が見守る中、勢いよく川へ飛び込むと水しぶきを上げながら身を清め、勇壮な姿を披露しました。一年のけがれを払い、家内安全・地域繁栄を願う「池ノ上みそぎ祭」を紹介します。


1月20日(月)【再放送:1月27日】
塩ぶり市(高山市)

飛騨高山で江戸時代から続く、年の瀬恒例の「塩ぶり市」。
飛騨地域では、大晦日の夜に縁起物として出世魚のブリを食べ、新年を迎える「年取り」の風習が今も受け継がれています。
高山市公設地方卸売市場では、富山県氷見産をはじめとする大型の天然ブリを仕入れ、三枚おろしにして塩漬け加工した塩ぶりが競りにかけられました。
競り人がブリを高々と掲げると、買い手たちは威勢の良い掛け声を響かせながら、次々と競り落としていきました。
今回は飛騨地域の歴史を刻む、年の瀬の風物詩「塩ぶり市」を紹介します。

2025年2月の放送

2月3日(月)【再放送:2月10日】
花奪い祭り(郡上市白鳥町)

1年の幸福を願う者たちが競い合う「花奪い祭り」。
郡上市白鳥町の長滝白山神社では毎年1月6日に、天井に吊るされた縁起物の花笠を奪い合う、花奪い祭りが行われます。
花奪い祭りは、鎌倉時代から続く伝統行事で天井に吊るされた花笠の花を持ち帰ると、家内安全や商売繁盛にご利益があると言われています。
威勢よくスタートした花奪いは、参拝者らが天井から吊り下げられた花笠に向かってやぐらを組み、激しく揺さぶって、奪い合いました。
今回は美濃の春を告げる、伝統と熱気の競演「花奪い祭り」を紹介します。


2月17日(月)【再放送:2月24日】
三寺まいり(飛騨市古川町)

飛騨古川の冬を彩る、伝統と幻想の灯り「三寺まいり」。
飛騨市古川町で200年以上続く伝統行事で、親鸞聖人をしのんで、町内にある三つの寺を参拝します。明治・大正時代には、製糸工場から帰省した若い女性たちが着飾って参拝し、男女の出会いの場「縁結びの行事」としても 知られるようになりました。
瀬戸川沿いには大小さまざまな、千本のろうそくが灯され、幻想的な雰囲気が漂います。
今回は灯りと祈りが織りなす、冬の風物詩「三寺まいり」を紹介します。

2025年3月の放送

3月3日(月)【再放送:3月10日】
今尾の左義長(海津市)

燃え盛る炎に願いを込める、伝統の火祭り「今尾の左義長」。
およそ400年続く伝統行事で、県の重要無形民俗文化財に指定されており、火伏せや無病息災を願い、行われてきました。
しめ縄や旗を飾った竹みこしが順につり込まれ、火がつけられると、一気に火柱が上がります。
派手な化粧と色鮮やかな長襦袢姿の若衆が縄を持ってみこしに巻きながら勢いよく駆けまわり、恵方の方角に引き倒しました。
今回は炎と祈りが織りなす、冬の勇壮な祭典「今尾の左義長」を紹介します。


3月17日(月)【再放送:3月24日・3月31日】
つりびな(大垣市墨俣町)

大垣市墨俣町では、地域の魅力を伝える 「墨俣つりびな小町めぐり」が開催されています。
かつて宿場町として栄えたこの地では、雛祭りの時期に合わせ、町内のいたる所に色鮮やかなつりびなが飾られます。
今年は、およそ800点のつりびなが展示され、地元の職人や住民の手仕事による温かみのある作品が並びます。
「すのまた宿 池田屋脇本陣」では、ひな壇とともに展示されたつりびなが華やかさを添え、訪れる人々を魅了しました。
今回は町全体が優雅な世界に包まれる、美しく繊細な「つりびな」を紹介します。

2025年4月の放送

4月7日(月)【再放送:4月14日】
白線流し(高山市)

高山市三福寺町にある斐太高校では、卒業生が門出を迎えるこの日、80年以上続く伝統行事「白線流し」が行れます。
男子生徒は学生帽に巻いた白線を、女子生徒はセーラー服の白いスカーフを結び、それをクラスごとに一本の白線にして、大八賀川に流します。
卒業生が家族や先生たちに見守られながら、「ありがとう」と感謝の言葉を贈り、白線を川へ託しました。今回は友情の絆を結び、未来へ託す「白線流し」を紹介します。


4月21日(月)【再放送:4月28日】
淡墨桜(本巣市根尾)

本巣市に佇む「淡墨桜」は、高さ17.3m、太さ9.4m。
継体天皇(けいたいてんのう) が植えたと伝えられており、樹齢はなんと1500年以上。
日本三大桜のひとつに数えられ、国の天然記念物に指定されています。
蕾のときは薄いピンク、満開に至っては白色、散りぎわには特異の淡い墨色を帯びてくることから「淡墨桜」と名づけられました。
その神秘的な姿を一目見ようと、多くの観光客が訪れ、桜の下で春の訪れを楽しんでいます。
今回は淡くにじむ花びらに、時代の息吹を映す「淡墨桜」を紹介します。

番組概要

「ふるさと・岐阜の自然・町並み・伝統行事」など、岐阜の魅力を余すことなく盛り込み、ふるさとの良さを後世に伝え守っていく…そんな様々な“岐阜の煌き(きらめき)”たちを紹介します。

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