フードロス削減へ　オリジナル献立　岐阜県大垣市の中学校　SDGsの課題をお化けキャラで表現

　大垣市では子どもたちにＳＤＧｓについて理解を深めてもらおうとユニークな取り組みを進めています。　　　　　　

　市では、ＳＤＧｓの課題を身近に考えてもらおうと小中学生のアイデアで「ＳＤＧｓお化け」としてキャラクター化。「ＳＤＧｓお化けバスターズ」と銘打ち課題解決に取り組んでいます。

　今回のテーマは「フードロス」で、そのキャラクターの名前は「イートミー」。

　大垣市の赤坂中学校では、「イートミーバスターズ献立」と題し、給食のフードロスを減らすために調理実習を通じてオリジナルメニューを考案しました。

　オリジナルメニューは「バ！ヤシライス」。アンケートでキノコが苦手な生徒が多かったことから、人気の高いハヤシライスに炒めたエリンギやエノキを混ぜ合わせて、食べやすく仕上げています。

　学校で行われた試食会では、生徒らが「キノコが苦手な人にも食べやすくなっている」などと笑顔で平らげ、同席した石田仁市長は「子供たちがＳＤＧｓを考えるよいきっかけになれば」と話していました。

※生徒は
「残量調査をしたときに、キノコが苦手な人が多くて、そのキノコをなくすというよりは、どう隠すか、どう隠してみんなが食べられるようにするかという発想からこのメニューを考案しました。キノコは苦手なんですが、全然キノコの味はしなくて。上手く溶け込んでいてとてもおいしかったです」