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「NIPPON防災資産」に大垣市と海津市の施設を認定 輪中地域の水害の教訓伝える
災害の教訓を伝える国の『NIPPON防災資産』に大垣市と海津市の施設が認定され、24日に伝達式が行われました。

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大垣市で認定されたのは輪中館と輪中生活館で、このうち輪中館は水害と向き合った輪中地域の歴史や営みをパネルやジオラマ、当時の農具の展示などで紹介しています。

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また、市指定重要有形民俗文化財の旧名和邸を保存した輪中生活館は輪中地帯の民家の暮らしぶりがわかり、洪水時に避難用として備えられた「上げ舟」や備蓄倉庫や避難場所として使われた「水屋」を見学できます。

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一方、海津市で認定された木曽三川輪中ミュージアム「わじゅ~む」は、輪中の成り立ちや先人の知恵、江戸時代の宝暦治水、明治時代の木曽三川分流工事といった河川改修の歴史が映像や模型などを通じて分かりやすく解説されています。
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認定の伝達式は両市で行われ、このうち大垣市では石田仁市長に認定証が手渡されました。
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※大垣市 石田仁市長
「平時からしっかりと対応するための準備をしていく、そのために子供たちに水害はどう対応するのか、それを伝えていく施設は非常に大事だなと感じた」
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国土交通省と内閣府が認定する「NIPPON防災資産」は災害の教訓から住民の主体的な避難行動や地域の防災活動につなげようと去年創設され、第2回の今回は全国で10件が認定されました。
