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デフリンピック銅メダリストの串田咲歩さん(岐阜県立岐阜商業高校2年) 県と岐阜市が栄誉賞

ことし11月に開催された聴覚障害者の国際スポーツ大会、東京2025デフリンピック...
岐阜県文化・スポーツ栄誉賞を授与された串田咲歩さん(左)と江崎禎英知事(右)=19日、県庁

 ことし11月に開催された聴覚障害者の国際スポーツ大会、東京2025デフリンピックの水泳競技で3つの銅メダルを獲得した岐阜市の県立岐阜商業高校2年の串田咲歩さんに岐阜県と岐阜市は19日、快挙をたたえる栄誉賞を贈りました。

  串田さんは、11月に開催された東京2025デフリンピックに水泳競技の日本代表として出場し、女子100メートル平泳ぎ、女子200メートル平泳ぎ、女子4×100メートルメドレーリレーでそれぞれ銅メダルを獲得しました。

 県庁で江崎禎英知事に結果を報告した串田さんは「一つの目標がメダルを獲得することだった。緊張したが、3つのメダルを取れると思ってなかったのでうれしい」と振り返り、江崎知事は、「串田さんの活躍が多くの人に勇気を与えてくれた。今回の経験が次の大会の力になると思うので今後も目標に向かって頑張ってほしい」とエールを送りました。

 県は大会での功績をたたえ、串田さんに県文化・スポーツ栄誉賞を授与しました。

※県立岐阜商業高校2年 串田咲歩さん
「同じ障害を持つ方々と同じ舞台に立って戦うということは今までなくて、手話を使ったりするなど自分のためになる大会でした。今後はインターハイと国体に出場することを目標にしている。4年後のデフリンピックにも出場するつもりでいるので、もう少し良い成績を出して、良い色のメダルを持って帰れるようにしたいです」

 岐阜市役所では、串田さんに市民栄誉賞とオリンピックやデフリンピックなどの出場者に贈られる市栄光賞が授与されました。

 賞状とトロフィーを手渡した柴橋正直市長は「皆さんに希望を与える素晴らしい花を咲かせてくれた」と祝福し、串田さんは「たくさんの方々に応援していただいて、すごくうれしかった」などと述べ、さらなる飛躍を誓っていました。

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