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「旅する気持ちで読んでほしい」 小説と岐阜のローカル鉄道がコラボ 作家・中村航さんらトークショー

大垣市から本巣市樽見まで岐阜県の山あいを走る樽見鉄道を舞台にした書下ろし小説『桜の約束』についてのトークショーが大垣市で行われ、小説を手掛けた中村航さんらが制作秘話などを語りました。
旧国鉄の路線を引き継いで1984年に開業したローカル鉄道、樽見鉄道は、去年、開業40周年を迎え、その記念として小説とコラボした企画列車をことし8月から始めています。

企画では、オリジナルデザインの1日フリー乗車券 ペアチケットの購入者に大垣市出身の小説家・中村航さんが樽見鉄道沿線を舞台に書下ろした最新作『桜の約束』の単行本がプレゼントされます。


トークショーには、中村さんのほか、小説列車を企画した樽見鉄道の河瀬七留美さん、『桜の約束』の表紙などの写真を撮影した県出身の写真家・小林淳さんが登壇し、企画成立の経緯や小説の制作秘話などを語りました。
中村さんは、雪の残る時期に鉄道に乗り淡墨桜を見たことから「咲いたときに来ようと約束する話」の着想を得たといい、「気軽に旅する気持ちで読んでいただけたらうれしい」とファンに呼びかけていました。
その後は小説の購入者に向けたサイン会も行われ、集まったファンは中村さんとの交流のひとときを楽しんでいました。