家具のフクタケ５０周年　デザイン家具の未来探るトーク　岐阜県

　各務原市の家具販売店で創業５０周年を記念したトークイベントが開かれ、インテリアデザイナーらが家具デザインの魅力などについて語り合いました。

　イベントが行われたのは、各務原市の家具販売店「家具のフクタケ」で、はじめに小川直樹代表が、卸売り業者として創業してから現在までの５０年の歩みを振り返りました。

　その後のトークショーはインテリアデザインなどを中心に国内外で数多くの受賞歴があるデザイナー 川上元美さんと、自然物をモチーフに曲線を多用するデザインで人気を博す佐戸川清さんの２人が登壇し、小川代表とトークを繰り広げました。

　この中で、デザイン家具に対する若い世代の需要が減りつつある現状について話題が及び、川上さんは「オリジナルのものをどんどん発表し続けないと産業として停滞する」と見解を示し、佐戸川さんは、「作る側、売る側が現代の生活者の立場に立って、『安物買いの銭失い』にならないビジネスを作っていくことが大切だ」と訴えました。