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最先端のICパッケージ基板生産 イビデン「大野事業場」が量産稼働開始 岐阜県大野町

大垣市の電子部品メーカー「イビデン」は、揖斐郡大野町に建設していたAIサーバー向けの最先端のICパッケージ基板を生産する「大野事業場」の量産稼働を開始しました。
東海環状自動車道の大野神戸インターチェンジ近くに建設された大野事業場は、敷地面積約15万平方メートル。建物は鉄骨造、地上6階建てで、イビデンとしては国内最大級の敷地・生産エリアとなります。
生産するのはAIサーバー、ネットワーク用の高性能のICパッケージ基板です。
建屋内の一部エリアでは半導体工場並みの高レベルのクリーン度を保ち、自動化、DX化を導入した世界最先端の工場ということです。
報道関係者向け説明会で河島浩二社長は、「我々がもっている長年のノウハウと英知を結集した」と語り、利益追求だけではなく「地元・大野町と連携しながら、環境保全を進め、末長く操業していきたい」と抱負を述べました。
イビデンによりますと、この事業場の稼働で、会社全体の高性能ICパッケージ基板の生産能力は、製品面積ベースで、今年度末には昨年度と比べて、約1・5倍に増える見通しです。