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岐阜県・東濃5市と下呂市が自動運転バス運行へ 土岐市で実証運行 「レベル4」での運行目指す 

運転手の人出不足など、公共交通機関の維持が課題となる中東濃地域の5つの市と下呂市...
「レベル2」で実証運行している自動運転バス=8日午前、土岐市泉町久尻

 運転手の人出不足など、公共交通機関の維持が課題となる中東濃地域の5つの市と下呂市は、連携して自動運転バスの導入を目指しています。現在、実証運行が行われている土岐市で取材しました。

 東濃5市と下呂市、それにNTT西日本岐阜支店はことし5月に「東濃地域自動運転推進コンソーシアム」の協定を結び、複数の市にまたがる広域としては全国初となる自動運転バスの実証運行を始めました。

※報告 ぎふチャンアナウンサー 東千晴
 「車内にハンドルやペダルはありません。大きな揺れも比較的少ない印象です」

 第1弾となる実証運行ではオペレーターが同乗して、運転操作の一部をシステムが担う「レベル2」で運行しています。

 JR土岐市駅と市役所を結ぶ区間を1日9便、無料で運行していて、走行速度は最大18キロ、乗客定員は9人です。

※土岐市役所 産業振興課 古田貴祐 商工係長
「(市民からは)意外に乗り心地が良かったとか、(バスの)形がかわいかったとか、もう一度乗りたいといった声をたくさんいただいている。運行に関するデータやノウハウを蓄積し、将来的なレベル4の運行につなげていきたい。それによって地域が抱える少子高齢化や運転手不足、リニア開業を見据えた地域全体の活性化につなげていきたい」

 実証運行は土岐市では10月11日まで、他の5つの市でも順次行われ、再来年度には、特定の条件下なら運転手なしで走行できる「レベル4」の導入を目指します。

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