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自動運転バスのレベル4実証実験 岐阜市 新車両導入し今年度実施へ 中心市街地で全国初

自動運転バスの実証実験を続けている岐阜市は今年度、新車両を導入して、中心市街地でレベル4に当たる特定条件で完全自動運転の実証実験を行うと発表しました。
これは、柴橋正直市長が27日の会見で明らかにしました。
市では 2023年11月から、中心市街地でレベル2の部分的に手動で対応する自動運転バスの走行実験を続けています。
これまでの実験では、約9割の区間で自動運転が実現できたものの、「路上駐停車」や「車線変更」などが課題となることも分かってきました。
そこで市では、国の「自動運転社会実装推進事業」に採択されたことを受け、障害物回避や車線変更が可能となる新車両1台の導入を決め、レベル4の完全自動運転の実験に着手することにしました。
中心市街地でレベル4自動運転を行うのは全国で初めてです。
導入予定の車両は、中国に拠点を置く企業の電気自動車で13台のカメラと5台のセンサーなどで障害物を察知し、AIによる予測と判断で障害物回避や車線変更をするほか、集音マイクでサイレンを検知して緊急車両にも対応します。
費用については、9月議会に予算計上するということです。
※岐阜市 柴橋正直市長
「岐阜市は自動運転のトップランナーとして、ぜひ全国をけん引したいということで、これまでの成果を土台にしながら取り組んでまいりたい、と思っております」