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東海3県2市知事市長会議 働き方改革で坂口捺染を視察 岐阜県 南海トラフ地震対策で意見交換

東海3県2市の知事市長会議が8日、岐阜県で開かれ、働き方改革や南海トラフ地震など...
女性を積極的に雇用している会社を視察する東海3県の知事と市長=岐阜市中西郷、坂口捺染

 東海3県2市の知事市長会議が8日、岐阜県で開かれ、働き方改革や南海トラフ地震などをテーマに現地視察や意見交換が行われました。

 視察が行われたのは、岐阜市で衣料品のプリント加工を手がける会社「坂口捺染」で、岐阜県の江崎禎英知事、愛知県の大村秀章知事、三重県の服部浩副知事、静岡県浜松市の中野祐介市長の4人が、女性従業員の多い工場を見て回りました。

 この会社では、子育て中の女性など、フルタイムで働けない人たちを積極的に雇用していて、その狙いについて坂口輝光社長から話を聞きました。

 坂口社長は「会社がルールを作って人を当て込むのではなく、従業員の要望に合わせて雇用し、できることをやってもらう」と話し、短時間労働も全て受け入れた結果、就労希望者が殺到し、生産性が上がり、売り上げも伸びていると説明しました。

 このあと岐阜県庁に移動し、名古屋市の広沢一郎市長も加わって会議が行われました。会議では「若者や女性に選ばれる魅力ある働き方や職場づくり」について意見が交わされました。

 また、南海トラフ地震への対策について、各県各市の具体的な取り組みが示されました。

 このうち岐阜県は、ことし3月に公表された国の被害想定の見直しを踏まえて県内の震度分布や被害想定を見直すことや、愛知県や三重県からの避難者の受け入れを想定した避難対策を検討していく考えを示しました。

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