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飛騨の持続可能な医療体制構築 自治体と病院が協議会設立へ 岐阜県高山市

岐阜県高山市、飛騨市、下呂市、大野郡白川村と飛騨地域の病院などは、山間部が多い地...
協議会設立に向けて会見した飛騨地域の首長ら=19日、高山市役所

 岐阜県高山市、飛騨市、下呂市、大野郡白川村と飛騨地域の病院などは、山間部が多い地域の医療提供体制について議論する「飛騨圏域地域医療協議会(仮称)」を設立すると発表しました。

 協議会を構成するのは飛騨3市1村と県、高山赤十字病院、久美愛厚生病院、飛騨市民病院、県立下呂温泉病院、各市の医師会です。

 広大な面積の飛騨地域では病院までの移動に時間がかかるほか、医師不足や人口減少など地域共通の課題に直面しています。

 高山市役所で行われた会見で高山市の田中明市長は「飛騨地域にいるからといってみすみす失われる命や健康があってはならない」と協議会設立の意義を強調し、高山赤十字病院の竹中勝信院長は、「今の病院経営は非常に苦しい」と現状の課題を訴え、「飛騨地域が未来永劫に渡って命を守れる体制をつくっていきたい」と期待を込めました。

 協議会では、9月以降に第1回会議を開き、住民の医療アクセスの向上や医療人材の確保などについて議論を進めます。

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