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参院選岐阜選挙区 臨戦態勢 与野党幹部が岐阜入り

参議院選挙の公示日として有力視されている7月3日まで1カ月を切る中、7日、与野党の幹部が岐阜入りし、各党は臨戦態勢に入っています。
立憲民主党から立候補予定の新人、服部学氏の街頭演説が岐阜市内で行われ、大串博志代表代行が応援に駆け付けました。
大串代表代行は日本維新の会との調整で6日、岐阜選挙区の候補者が服部氏に一本化されたことについて触れ、「物価対策に無策の自民党政権に対する不満の声をまとまった形でぶつけていける」と意義を強調しました。
報道陣の取材に対し、大串代表代行は「岐阜は1人区として全体の帰趨(きすう)を決する重要な選挙区。自民党の裏金問題が解決されない中、震源地として問題のある県でもあり、生活者の声を挙げれば議席を取れる県だと思う」と答えました。
また、取り沙汰されている内閣不信任決議案の提出については「最終的に代表が決めること」と述べるに留めました。
一方、岐阜市内で開かれた自民党岐阜県連の定期大会には県連会長の武藤容治経済産業大臣をはじめ、県選出の国会議員や地方議員らが一堂に集まり、岐阜選挙区から出馬を予定する新人の若井敦子氏の当選を目指して結束が呼びかけられました。
大会で講演した鈴木俊一党総務会長は少数与党の現状を踏まえ、「厳しい状況の中で日本の政治の安定を取り戻さなければいけない」と訴えた上で、「7月の参院選で勝利をしなければならない。そういう思いで党本部は準備を力強く進めている」と話しました。
改選数1の岐阜選挙区をめぐっては、共産党、参政党、政治団体のNHK党もそれぞれ新人を擁立しています。
なお、改選を迎える現職で、裏金問題に絡んで自民党を離党した大野泰正氏は出馬への態度を明らかにしていません。