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大野泰正参院議員の関係先に家宅捜索 自民党派閥「裏金」事件 東京地検特捜部

自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、東京地検特捜部は28日、岐阜県選出の...
大野泰正参議院議員の地元事務所=28日、羽島市竹鼻町丸の内

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、東京地検特捜部は28日、岐阜県選出の大野泰正参議院議員の東京都内にある議員会館事務所など関係先を家宅捜索しました。

 自民党の最大派閥、安倍派「清和政策研究会」の政治資金パーティーを巡り、岐阜県選出の大野議員側はパーティー券の販売ノルマ超過分のキックバックを受けながら、政治資金収支報告書に収入として記載していなかったとされています。

 2022年までの5年間で5000万円以上のキックバックを受け、「裏金」にしていたとみられています。

 特捜部は28日午前、東京都内にある議員会館事務所など、関係先を家宅捜索しました。

 一方、羽島市内にある大野議員の地元事務所には多くの報道陣が詰めかけましたが、28日は事務所に目立った動きはありませんでした。

 大野議員の秘書が報道陣の取材に応じましたが、「本人と連絡が取れているか」という問いかけに対し、「取れていない」と答えました。

 大野議員は岐阜県出身の64歳。2013年の参議院議員選挙で初当選し、当選は2回、国土交通政務官などを務めました。

 一連の事件で議員側が強制捜査を受けたのは、27日の池田佳隆衆議院議員(比例東海)に続き2人目で、大野議員と池田議員は、安倍派の中でも特にキックバックの金額が大きいとされています。

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