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酒気帯び運転の職員を懲戒免職に 岐阜県
酒気帯び運転の疑いで先月(11月)逮捕された県職員について、県は22日、懲戒免職の処分にしたと発表しました。
処分を受けたのは、可児市にある県農業大学校に勤務していた29歳の技能労務職員の男性です。
この男性職員は11月22日の午前1時40分ごろ、可児市広見の市道で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転したとして、逮捕されました。ふらついて走る車を見つけた警察官が呼気の検査をしたところ、基準値を超えるアルコール濃度が検出されました。
県庁で記者会見した県の平野孝之総務部長は「県政に対する県民の信頼を大きく損なうものであり、誠に遺憾」と述べ、この男性職員を22日付けで懲戒免職処分にしたと発表しました。
重い処分にした理由については、コンビニの駐車場に乗用車を止めた後、近くの居酒屋で5時間余りにわたって飲酒し、呼気検査で検出されたアルコール濃度が極めて高かったこと。さらに、交際相手の19歳の女性を居酒屋へ誘い、結果として未成年の飲酒を黙認したことなどを挙げました。
県の聞き取りに対し男性職員は「公務員という立場にも関わらず、世間の常識から外れた行動を取ってしまった」などと話し、反省しているということです。
県では今後、全職員に対して研修の機会などを通じて「法令の順守、公務員倫理に関する意識の向上を図り、再発防止に向けた対策を徹底する」としています。
