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平和な年を願って 関善光寺で大仏のすす払い 岐阜県関市

迎春の準備が各地で進んでいます。関市の関善光寺では10日、高さ5メートルの大仏の...
大仏のすす払いをする佐藤舜海住職=関市西日吉町、関善光寺、10日

 迎春の準備が各地で進んでいます。関市の関善光寺では10日、高さ5メートルの大仏のほこりを払う年末恒例の「すす払い」が行われました。

 関市の重要文化財に指定される関善光寺の「丈六仏阿弥陀如来」は、約500年前に造られた県内最大の木像仏で、安産のご利益があるとして広く信仰されています。

 大仏殿では毎年年末にすす払いが行われていて、佐藤舜海住職が長さ4メートルの竹を使って、大仏の頭や肩など普段手が届かない場所についたすすやほこりを丁寧に払っていました。

 また、地域住民らが仏具のほこりを拭き取ったりろうそく台のろうをとったりして、ことし1年の汚れを落としていきました。

※関善光寺 佐藤舜海住職
「例年より多くほこりが出たかなと思います。来年は平和な年であったらと願っていますし、たくさんの方がおだやかな気持ちで一年を過ごしていただけたらと思っています」

 関善光寺では、初もうでの人出を約1万人と見込んでいて、年末にかけて門松や除夜の鐘のライトアップなどの準備が進められます。

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