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飛騨初の四年制大学が来春開学へ 「未来を共創」コ―・アイ・ユー 宮田学長ら記者発表

来年春の開学が決定した飛騨地方初の4年制大学 コ―・イノベーション大学(CoIU)の開学発表会が8日、東京都内で開かれ、大学像やカリキュラムなどが示されました。本拠地となる飛騨市を中心に、地方創生や若者の定着などに期待が高まっています。
※CoIU 宮田裕章 学長
「地域の中から見つかる問いというのが世界とつながっていく」
発表会には、いずれも岐阜県出身で大学の準備組織「CoIU設立基金」の理事長で、学校法人の理事長の井上博成さんと、学長の宮田裕章慶応義塾大学教授が登壇し、大学の概要や理念を説明しました。
コーアイユーは、共創学部地域共創学科の1学部1学科で、定員は120人。飛騨市に本拠地を置いて日本各地にサテライトキャンパスを設けます。
※CoIU 井上博成 理事長
「自分自身が高山市生まれ。飛騨地方に四年制大学がないということで高校時代から悶々とした思いがあった。飛騨地方の高校生に選択肢を提示できることは意義深い」
※CoIU 宮田裕章 学長
「私自身も岐阜県出身で、CoIUという岐阜を拠点にした取り組みを皆さんとご一緒していきたい」
飛騨市内のキャンパスは、飛騨市古川町の旧旅館・古民家・ホテルの3棟をリノベーションして活用され、1年生の基礎学習に使われます。2年時以降は全国15カ所の拠点でインターンシップを行い、地域の課題解決を通じて実践的な学びを深めます。
これまで準備組織に対して支援を続け、連携を深めてきた飛騨市。都竹淳也市長は「地域おこし」を掲げる新たな大学に次のような期待を込めます。
※飛騨市 都竹淳也市長
「今後、少子化の時代に地方の大学の在り方を示すものではないかと思う。CoIUの「共創」というコンセプト、これこそ人口減少の中の地域づくりに求められるもの。飛騨市は人口減少が進む過疎地で、課題先進地。そういう所で地域づくりを学ぶことで、これからの日本に求められる人材を輩出できると期待している」
準備委員会を立ち上げて、飛騨市との連携協定を結ぶなどして約5年。
飛騨地方の期待を背負った新大学はまもなく本格始動します。