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高山市で宿儺かぼちゃ品評会 ヘビ見立てたユニークな逸品も

高山市で長細い形のカボチャ「宿儺かぼちゃ」の品評会が行われました。
宿儺かぼちゃは、高山市丹生川町で古くから自家栽培され、飛騨の伝説の英雄「両面宿儺」から名付けられた伝統野菜で、栗のようなホクホクした食感と甘みが強いのが特徴です。
品評会は、飛騨地域の生産者でつくる宿儺かぼちゃ研究会が毎年この時期に開いていて、今回で21回目となります。
JAひだ丹生川支店の集荷場では、計5部門64点が並び、県や市の職員らが色艶や形、重さなどで審査しました。
このうち、ユニーク部門の最優秀賞には、丸まったカボチャを組み合わせた「巳年の王蛇」が、文字彫り部門の最優秀賞には、6月に亡くなった長嶋茂雄さんを偲んで「ミスタープロ野球」「わが巨人軍は永久に不滅です」といった、文字を浮かび上がらせたカボチャが選ばれました。
※宿儺かぼちゃ研究会 若林定夫会長
「いろんな条件が重なってやや小ぶりですが、後半天気もしっかり良かったので、味については問題ないと思っています」
JAひだによりますと、ことしは獣害や高温の影響で、去年に比べて2トン少ない8トンの出荷が見込まれていて、10月初旬ごろまで全国の市場などに出荷される予定です。