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飛騨・中濃で大雨 高山市と郡上市に洪水警報 大気の状態不安定

梅雨前線や湿った空気の影響で、岐阜県内は23日未明から飛騨地方や中濃地方でまとま...
激しい雨が降って増水した宮川=23日午前7時30分ごろ、高山市内

 梅雨前線や湿った空気の影響で、岐阜県内は23日未明から飛騨地方や中濃地方でまとまった雨となっています。降り始めから午前10時までの雨量は、高山市で155.5ミリ、飛騨北部で150ミリを超えています。

 岐阜地方気象台によりますと、梅雨前線が(華中から)本州付近を通って(千島の)東に延びていて、この前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定となっています。

 県内では、飛騨地方北部や中濃地方で所々で断続的に1時間に10ミリを超える雨となっています。

 23日午前0時から午前10時までの雨量は、高山市で155.5ミリ、高山市丹生川町で151.5ミリとなっています。このほか、高山市の奥飛騨温泉郷栃尾で121ミリ、高山市船山で94.5ミリ、高山市六厩で67.5ミリ、郡上市長滝と関市板取で52ミリなどとなっています。

 この雨のため、高山市と郡上市には洪水警報が出されており、高山市には午前10時15分に大雨警報が新たに発表されました。

 高山土木事務所によりますと、高山市の宮川の水位は、午前9時現在、下切で3メートル4センチと氾濫注意水位に達しています。

 また、JR高山線は飛騨一ノ宮駅と上枝駅間で時間雨量が規制値に達したため、久々野駅と飛騨古川駅の上下線で午前8時半過ぎから運転を見合わせています。

 今後予想される1時間雨量は、美濃、飛騨とも多い所で40ミリ、24日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で美濃飛騨ともに150ミリと予想されています。

 梅雨前線は24日にかけて停滞する見込みで、24日にかけて大雨となる所があると予想されています。岐阜地方気象台では、今後の気象情報に注意、警戒するよう呼びかけています。

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