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「紙幣番号調べるから現金を裏口に置きなさい」 特殊詐欺事件で80代女性が現金1085万円の被害 岐阜・大垣署
大垣市の80代女性が、警察官を名乗る男などからの嘘の電話で現金1085万円をだまし取られる被害に遭いました。
11月11日、大垣市に住む80代の女性の家に、通信事業者や警察官を名乗る男から「あなたの携帯電話が使えなくなる」「逮捕した犯人があなたの通帳を持っていた。あなたは被疑者になる」などと立て続けに電話がありました。
さらに、検察官を名乗る男からも複数回電話があり、定期預金や株式を解約して現金を手元に置くよう指示され、信じた女性は、4つの金融機関のATMや窓口で、複数回にわたって現金を引き出しました。
すると、29日午前中、「あなたが事件に関わっているか紙幣の番号を調べるので、裏口のドアの外に現金を置きなさい」などと再び電話があったため、自宅で保管していた1085万円を紙袋に入れて自宅勝手口の外に置いたところ、何者かに持ち去られたということです。
不安になった女性が警察に相談し、被害が発覚しました。
警察は、特殊詐欺事件として捜査しています。
また、警察官などを名乗る者から「現金を用意してください」などと言われたら、特殊詐欺を疑い、警察に相談するよう呼びかけています。