ニュース
- ニュース一覧
- 日本野鳥の会が見直しを要望 岐阜県御嵩町のリニア残土の処分場候補地
日本野鳥の会が見直しを要望 岐阜県御嵩町のリニア残土の処分場候補地
JR東海が可児郡御嵩町に計画しているリニア中央新幹線のトンネル工事の残土処分場について日本野鳥の会は3日、希少な鳥類が確認できるとして候補地を見直すよう県などに要望しました。
この要望書は、県のほかJR東海や国、御嵩町にも提出されました。
会によりますと、候補地の御嵩町美佐野地内には、希少な鳥類が18種類 生息していて、このうち 環境省が絶滅危惧Ⅱ類に指定しているタカ科のサシバやサギ科のミゾゴイは、この地区で繁殖しているということです。
また、候補地の中にある湿地には希少な植物が群生し、鳥類の生息にも深い関わりがあると指摘しています。
県庁で会見した日本野鳥の会の大畑孝二さんは「希少な鳥類の生息地なので、ぜひ処分地を変えてほしい」と訴えました。
リニア残土の処分場を巡っては、候補地の美佐野を含む地元の16自治会が残土の受け入れに反対していて、今年6月に当選した渡辺幸伸町長は、ゼロベースで地元と対話して合意形成するとしています。