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救急車不出動 消防士ら懲戒処分 「公務員の信用失墜」 岐阜県土岐市
土岐市消防本部が去年1月、路上生活をしていた男性の異変を知らせる119番を受理しながら救急車を出動させなかった問題で、土岐市は29日、当時対応した消防士ら計4人を戒告の懲戒処分にしたと発表しました。
戒告の懲戒処分を受けたのは、いずれも男性で、当時消防署内にいて救急要請を受けた50代の消防司令と40代の消防司令補、30代の消防士長、それに管理監督者の60代の消防司令長の4人です。
また、署員を管理・監督する立場の2人が訓告の処分を受けました。処分はいずれも29日付です。
この問題は去年1月、土岐市内の交差点近くの高架下で路上生活をしていた男性(当時58)について、異変を知らせる119番を市消防本部が受けたにもかかわらず、「緊急性が低い」と判断して救急車を出動させなかったもので、翌日に男性の死亡が確認されました。
当時対応に当たった3人は去年9月、業務上過失致死の疑いで書類送検されましたが、12月に嫌疑不十分で不起訴となっていました。
市は処分の理由として「不起訴になったものの、本来法令などに基づき出動させなくてはならなかった。公務員としての信用を著しく失墜させた」としています。
市では119番受信マニュアルの策定や通信指令員への教育の徹底などと実施するとし、加藤淳司市長は「今後も引き続き再発防止策の徹底を図り、市民の信頼回復に努める」としています。
