ニュース
- ニュース一覧
- 救急車を出動させず路上生活の男性が死亡 通信指令員3人を書類送検 土岐市消防
救急車を出動させず路上生活の男性が死亡 通信指令員3人を書類送検 土岐市消防

ことし1月、土岐市内で路上生活をしていた男性の異変を知らせる119番を受けたのに救急車を出動させず男性を死亡させたとして、警察は25日、対応した消防署の男性通信指令員ら3人を書類送検しました。
業務上過失致死の疑いで書類送検されたのは、土岐市消防本部の男性通信指令員(37)と男性指令員(48)、当直責任者(52)の男性3人です。
警察によりますと、3人は1月13日の午後6時ごろ、土岐市内で路上生活を送っていた当時58歳の男性に関する通報を受けたものの救急隊を出動させず、翌日までに男性を低体温症で死亡させた疑いが持たれています。
土岐市などによりますと、翌日の14日に市民から「人が倒れている」と北消防署に駆け込みの通報があり、救急隊が出動しましたが、男性は心肺停止の状態でその後死亡が確認されました。
調べに対し3人は容疑を認めているということです。
土岐市の加藤淳司市長は「第三者委員会による原因究明と再発防止策の報告を踏まえ、市と消防本部が一体となって、市民の信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。