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警察官名乗る特殊詐欺、被害相次ぐ 「口外したら拘束」 周囲への相談妨げる 岐阜県郡上市

警察官を名乗る男らから現金がだまし取られる特殊詐欺の被害が郡上市で相次いでいます...
郡上警察署

 警察官を名乗る男らから現金がだまし取られる特殊詐欺の被害が郡上市で相次いでいます。

 警察によりますと、9月9日、郡上市の30代のパート従業員の女性のスマートフォンに、大手携帯電話会社の社員を名乗る男から「あなたの携帯電話が犯罪に使われている」などと電話があり、 その後、長野県警の警察官や検事を名乗る人物から「あなたの名義の口座でくの被害が出ている」「調査のためにお金の番号を知りたい」と言われました。女性は指示に従い、指定された口座に
計490万円を振り込みました。

 また、9月23日には、郡上市の宿泊施設経営の40代の女性が、京都府警の警察官を名乗る男からの電話で「詐欺事件の犯人が口座を買ったと言っている。あなたに逮捕状が出ている」などと
言われました。

 その後のやりとりで逮捕状のような画像を示された上、検事を名乗る男から「警察の口座に移して捜査する必要がある」と指示され、話を信じた女性は指定された口座に計692万円を振り込みました。

 いずれの事件も、 男らは「管轄が違うので近くの警察署に伝えるな」「守秘義務があり、口外したら拘束される」などと周囲に相談させないよう言葉巧みに女性らを騙していました。

警察は「いかなる事情があっても警察官や検察官がお金を振り込むよう指示することはない。そのような時はまずは詐欺を疑い、最寄りの警察署に相談してほしい」と注意を呼びかけています。

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