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初当選の若井さん「希望あふれる岐阜のまちづくりを」 参院選岐阜選挙区

20日に投票、即日開票された参議院選挙の岐阜選挙区(改選数1)は、自民党新人の若井敦子さん(53)が新人6人による選挙戦を制して初当選を果たしました。
開票結果です。
当選 若井敦子 自民・新人 33万3611票
服部 学 立憲・新人 24万6158票
瀬尾英志 参政・新人 21万5010票
三尾圭司 共産・新人 5万5530票
伊藤あゆみ 無所属・新人 4万7652票
小池裕之 N党・新人 2万 348票
自民党の若井さんが、立憲民主党の服部さん、参政党の瀬尾さんらを振り切り、初当選を果たしました。
※初当選の若井敦子さん
「党に対する厳しい声を民意として重く受け止めて選挙戦を進めた。信頼回復に向けて、政治の透明性に努めていきたい。真の地方創生。資源の高付加価値化を進め、希望あふれる岐阜のまちづくりに全力で挑戦したい」
今回の選挙では、現金給付や消費税減税の是非を含む物価高対策、自民党派閥裏金事件への対応や企業団体献金のあり方の「政治とカネ」の問題などを争点に論戦が交わされました。
元県議の若井さんは党に対する風当たりが強まる中、地方の議員らとともに県内を周り、地道な選挙運動を展開。各地でクリーンな政治、地方創生を繰り返し訴えました。
立憲民主党の服部さんは国民民主党県連の支持を受け、政治とカネの問題、物価高対策を挙げて与党批判を展開しましたが、届きませんでした。
服部さんは岐阜市内の選挙事務所でインタビューに答え、「力不足と知名度不足。支援の輪を広げてもらったが、届かなかった。県民の判断を真摯に受け止めたい」と述べました。
また、参政党の瀬尾さんは全国的に党への支持が広がる中、若い世代を中心に追い上げましたが、及びませんでした。
岐阜市内の選挙事務所で瀬尾さんは「これだけの県民の方にご支持をいただけたことを重く受け止めている。ここから参政党は躍進していくので期待してほしい」と支援者に伝えました。
共産党の三尾さんは与党批判だけでなく、他の野党との違いも強調して支持を訴え、無所属の伊藤さん、NHK党の小池さんもSNSなどで独自の運動を展開しましたが、広がりを欠きました。
なお、県選挙管理委員会によりますと、投票者数は94万6755人で、投票率は59・01%、前回を5・42ポイント上回りました。