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村職員が住民からの預かり金を横領 白川村が公表せず

大野郡白川村の元職員が、住民からの預かり金など約150万円を横領していたことが分かりました。着服したお金は全額返済され、被害届も出されなかったことから、村は 退職を願い出たこの男性職員を懲戒解雇とせず、退職金が支払われたということです。
横領が明らかになったのは、白川村の村民課に勤務していた37歳の男性職員です。
この男性職員は、2020年から2024年にかけて、学童保育と地元の獅子舞保存会、白川郷の住民でつくる「守る会」など、複数の団体の事務作業を担う中で、村民から預かっているお金を預金口座から勝手に引き出していたということです。
私的に流用した金額は計149万7000円に上るということですが、すべて返金されています。
この男性職員は、一連の横領が明るみになる前の去年10月に退職届けを提出していて、村は 着服したお金が返金され、被害届も出ていないことから、男性職員を懲戒解雇とはせず、退職金も支払われたということです。
20日に記者会見した成原茂村長は「このようなことが決して起きないよう、職員を監督しながら再発防止に努めたい」と話しました。