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県重要無形民俗文化財 岐阜県高山市の「車田」で田植え

高山市に江戸時代から残る丸い形の田んぼ「車田」で11日、保存会による田植えが行わ...
円形の車田に田植えする保存会のメンバー=高山市松之木町

 高山市に江戸時代から残る丸い形の田んぼ「車田」で11日、保存会による田植えが行われました。

 車田は、高山市と新潟県佐渡市の2カ所にのみ残る貴重なもので、高山市松之木町の車田は、ここで作られた米が伊勢神宮へ奉納されたと伝わり、県の重要無形民俗文化財に指定されています。

 ことしは車田保存会のメンバー13人が高山市一之宮町の伝統工芸品である宮笠をかぶり、直径約20メートルの田んぼの中心の杭から円を描くようにコシヒカリの苗を丁寧に手植えし、県内外から訪れた人たちは珍しい田植えの様子を見入っていました。

※車田保存会 大森茂樹会長
「車田や宮笠といった伝統的なものを残していくということで、ことしは伝統ある宮笠を全員かぶって田植えをしました」

 今回植えられた「コシヒカリ」は、秋に約200キロの収穫を見込んでいるということです。

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