ニュース
- ニュース一覧
- 学校で不審者の侵入を想定した訓練 教職員がさすまたの使い方など学ぶ 岐阜市の白山小学校
学校で不審者の侵入を想定した訓練 教職員がさすまたの使い方など学ぶ 岐阜市の白山小学校

東京・立川市の小学校に侵入した男2人が教職員にけがをさせた暴行事件を受けて、岐阜市の小学校で9日、不審者が侵入したことを想定した対応訓練が急きょ行われました。
訓練が行われたのは岐阜市立白山小学校で、岐阜中警察署の署員らが教職員らに不審者が侵入した場合の具体的な対応を指導しました。
ロールプレイング形式の訓練では、警察官が不審者役となって入口から押し入ると、教職員らは空き教室に誘導しながら笛を吹いたり声をかけあったりして周囲に注意を促し、刃物を取り出した不審者をさすまたで取り押さえるなど、一連の対応の流れを確認しました。
その後、署員が教職員らに、さすまたを相手の体に斜めに押し当てることや体の回転を使ってつかまれた腕を振りほどくことなど、相手の動きを抑えたり、身を守ったりする方法をアドバイスしました。
生活安全課の太田勝課長は「不審者に対しては捕まえようとはせず、さすまたなどで距離をとって安全を確保してください」と呼びかけていました。
※教職員(上)
「年に一回不審者の防犯訓練をやっておりますが、実際その時は不審者が一人という設定でした。先日の事件では2人ということでしたので、そのときになったら考えなければいけないと思いました」
※岐阜中警察署 生活安全課 太田勝 課長(上)
「立川で起きた事件は県下でいつ起こってもおかしくないので、署一丸となって、緊張をもって警戒しております」