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古川祭 勇壮な起し太鼓と絢爛豪華な屋台 6万人を魅了 岐阜県・飛騨市

約400年の伝統を誇る飛騨市の古川祭が19日、20日に行われ、勇壮な「起し太鼓」...
さらし姿の男の意地がぶつかる勇壮な「起し太鼓」=飛騨市古川町、19日

 約400年の伝統を誇る飛騨市の古川祭が19日、20日に行われ、勇壮な「起し太鼓」ではさらし姿の裸男たち約400人によって山里は熱気に包まれました。

 江戸時代から続く「起し太鼓」は、祭りの始まりを伝えようと、太鼓を叩いて町内をまわったのが始まりとされています。

 19日夜、まつり広場では、直径約80センチの大太鼓をのせたやぐらにさらし姿の裸男が乗り込み、長いバチを振り下ろして、大太鼓を響かせながら街に繰り出しました。

 途中「付け太鼓」を担ぐ裸男たちがやぐらに突進し、打ち寄せる波のように激しくもみ合いを繰り広げ、一帯が熱気に包まれました。

 一夜明けて、2日目の20日は、まつり広場で豪華絢爛な9台の屋台が曳(ひ)きそろえられ、からくり奉納や子ども歌舞伎が上演されました。

※観光客
「実際見て迫力がすごくて楽しめた。皆さんの熱い思いが伝わった」
「町の人全員が祭りに全力で取り組んでいるところに私も熱くなってまた来たいと思い、ずっと続いてほしいと思った」

 飛騨市観光協会によりますと、ことしの古川祭は土日開催の影響などもあり、2日間の人出は去年より1万人多い6万人でした。

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